技術情報
ブレーキに関する知識
ディスクローター編
ブレーキローターの形状について
ブレーキローターの一番メジャーな形状として、「ソリッドローター」と「ベンチレーテッドローター」とがあります。
ベンチレーテッドローターは2枚の鉄板をあわせたような形をしており、その内部に風を通すことにより、効果的にローター自身を冷却することができます。現在の車のフロントブレーキはほとんどがこのタイプで、GT-Rやインプレッサなどの高性能車にはリヤにも使われたりします。さらにベンチレーテッドローターはフィン(柱)の形状が色々と種類がございます。ストレートフィンが最も一般的で多くの車に使われておりますが、レクサスGSシリーズや三菱ランサーエボリューションなどにはカーブヴェーンやピラータイプが採用されております。ブレーキローターはそのサイズや使われる車輌、用途によって様々な形状が使われているというわけです。
■ソリッドローター |
■ベンチレーテッドローター |
ストレートタイプフィンの数は24~48本が一般的 |
カーブヴェーン渦巻き状になっており冷却風を |
ピラータイプ風の流れをさえぎるものが少ないのでよりスムーズになる |