HD/HSタイプ
制動力と安定性を高次元で融合
- 熱処理加工がもたらす高い熱安定性
- 初期ひずみや熱倒れをも徹底防止!
- HD(スリットなし)/ HS(スリットあり)
対象ステージ
国産車 | HD:¥15,000~(¥16,500~) HS:¥20,000~(¥22,000~) |
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輸入車 | HD:¥20,000~(¥22,000~) HS:¥27,000~(¥29,700~) |
※左右2枚1組(L/R set)
※【HS12本スリットバージョン】価格:通常HSタイプの税抜¥6,000(税込¥6,600)アップ
納期:1週間~ 受注生産品につき、オーダー後のキャンセルはできません。
※防錆コーティングは錆の発生を抑制するもので完全に阻止できるものではありません。ブレーキパッドの当たらない部分が錆びる場合もあります。鋳鉄製品である以上、完全防錆は不可能ですので万一錆が発生したとしてもクレーム・交換には応じかねますので予めご了承ください。
※ディスクローター画像はイメージカットです。弊社製品全てがベンチレーテッド形状ではなく、ノーマル品と同形状です。
性能特性チャート
このグラフは、各性能をノーマルディスクローターと対比したイメージです。
上記数値はあくまでも性能をわかりやすく表現するための指数となります。組み合わせるブレーキパッドによってその指数は大きく異なります。
数値が高いほどノーマルに比べ、性能が向上しています。
当社独自規定による厳格な温度管理のもとで行われる熱処理加工によりディスク内部の金属結合組織を安定化、装着初期にありがちな歪みや熱倒れを防止しているのが特長です。
常温~600℃オーバーまで、サーキットでのローターの表面温度は想像以上に大きく推移します。この幅広い温度変化が鉄の膨張と収縮を助長させ歪みやクラックを発生させる原因となります。
熱処理ローターは膨張/収縮の根源となる金属組織内の内部応力を製造段階で意図的に放出させており、膨張度合をより少なくさせ歪みやクラックの発生を抑制させております。
常により高い安定性を求め続けるディクセル! その真価が凝縮された真のサーキットプレイヤーに送るアイテムです。
- 内部応力についての説明はうんちく講座をご覧下さい。
- 熱処理ローターはブレーキの効力を直接的にアップさせるものではなく、歪みやクラックを発生しにくくさせ、長時間安定した効力を維持させるアイテムです。
- 熱処理ローターの表面は焦げた色になっておりますが、ひとたび使用するとその焦げた表面はパッドによって削られ通常の鋳鉄の素地の色に変わります。
表面の色が変化しても内部に与えられた熱処理の効果は変わらず持続しますのでご安心下さい。
より高い安定性とより高い制動力、熱処理ローターとスリットローターのメリットを融合して生まれたHSタイプ。ディクセル独自の熱処理方法と洗練されたスリットデータ(幅、角度、深さなど)が抜群の制動力を安定的に供給します。ストリートではSDタイプの効果が得られ低温時から高い摩擦係数を体感でき、サーキットでは比類なき安定性と高温時においても高い摩擦係数を維持します。ストリートからサーキットまであらゆるシチュエーションでパフォーマンスを発揮するディクセルのハイエンドモデルです
逆回転・正回転での効果の違い
どちらの向きで装着してもスリットの効果は生まれますが、逆回転の方が正回転に比べて摩擦係数は高くなります。
しかし、その反面ブレーキパッドの摩耗量は逆回転の方が正回転より多くなります。
以下、SDタイプの逆回転及び正回転での比較データです。
上記データは弊社Zタイプを街中とサーキット併用で使用した場合を想定したテストデータです。
ブレーキパッドの材質によってデータの数値は変わります。また使用用途によって摩耗値も変わります。
弊社ではこれらの特性を踏まえ、高い摩擦係数を発揮できるよう、6本スリットのSD/HS/FSタイプには逆回転を採用。
また12本スリットのSD/HS/FSタイプは、サーキットでの使用を考慮し、ブレーキパッドのライフを重視して正回転を採用しています。
※2ピースディスクローターのスリットタイプは6本、8本あるいは12本スリットですが、スリットの向きではなくベンチレーションの向きを優先してください。また、1ピースディスクローターでベンチレーションに左右がある場合、回転方向に指定があり、逆向きの取付けは冷却効果が悪くなるのでお控えください。スリットディスクローターは摩擦係数が上がりますが、ダストや鳴きを発生させる可能性もあります。
ノーマルローターより高い熱安定性、そして高い効きを求める走行会ユーザー様、レースユーザー様に選んで頂きたいディクセルHD/HSシリーズです。
バランス切削
ディスクローターを回転させた時に重量偏差があると振動を引き起こします。
その振動防止のために、ディスクローターの側面を切削してバランス調整を行っています。
これは純正ノーマルディスクでも採用されています。